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今季ドラマ雑感

『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う』 <3月1日放送分を観終えて> ヤラれましたねー。MNCが黒幕だと思っていましたから。まだあと2話ほど残っていると仮定して、この段階で振り出しに戻ったのは予想外でした。 グレーゾーンに鋭く切り込む…ことよりも、母親とレンとリコの関係、コアラ男誘拐事件に絡んだ人間関係がとても興味深い内容ですよね。この後の展開がまったく詠めません。 清野菜名ちゃんと横浜流星くんのキレのいいアクションも見どころの一つです。 <3月8日放送分を観終えて> …うーん、シナリオは凄くいいと思うのですが、演出がそうさせているのか、それとも、役者さんが今一歩なのか… すんなり、“動機”が入ってきません。 妹の言いなりになってしまう理由は何? 過去に何か切っ掛けがあったのか? もし彼女がサイコパスでモンスターな気質を持っているとするならば、もう少しそこを印象付けるシーンがあってもいいなぁと… ほかの役者さんの存在感が強いので、よけいに軽薄に感じてしまうのかもしれません。 ちなみに、カフェに集まるオジサンたちと同じように、わたしも加賀佳恵(椿鬼奴)さんに癒されています。可愛いねぇ。 『知らなくていいコト』 途中から観だしたので、主人公ケイトと野中君が別れた経緯がわかりませんが、野中くんがちょっとウザい…というかキモチワルイ。でも不倫はダメです。そこだけは理解できません。 編集部、とてもいいチームですね。こういう職場で働いてみたいかも。とくに蔵之介さん演じる上司がすごく好感持てる。 尾高さんがなかなか好青年で、格好つけてない自然体なカッコよさが、ある意味、切ないです。 ストーリーに触れないのは、ちょっと簡単には語れない深い内容だからで、もしそこを敢えて突っ込んでいくなら… 初めからじっくり観直して、咀嚼して、文字に起こす… 時間がかかると思います。 『恋はつづくよどこまでも』 どこまでも、どこまででも、佐藤健くんの“王道胸キュン”言動に酔いしれられる… 健くんてば、こういう演技もできるんだ、幅広い^^ 表情に多少ぎこちなさも見えますが、そこがまたキュートで、おばさんは生暖かい目で見守っております。 山本耕史さんがまたいい存在感です。 ひねりも癖もない、ストレートな恋愛ストーリー、今だからこそ、沁みますね。…そう、わたしはもともと少女漫画フェチなんでw <3月1...

今季ドラマ雑感『偽装不倫』最終回を終えて

丈くん、カッコよかったな。丈くんの、ちょっと片言っぽく 「ショ-コさん」(←しょこさんに聞こえるくらい、-が短い) って名前を呼ぶ声が好き★ …ではなく。 結婚とは何かって、ちょっとだけ考えさせられたドラマでしたな。あと、作られた世界だとすればまぁ仕方ないかもしれないけど、ご都合主義だよなと感じるところが大いにしてあって、なんかこう…胸の中に消化しきれない負の感情が沸々と燻ってました。 みんなね、結果的に好い奴なんです。 不倫してたり、嘘ついてたり、嫁っこストーキングしてみたり、負となりうるスパイスは要所要所であるんですけど、究極の選択をするにあたっての原因となるには、弱い。…いや、不幸を望んでいるのではなくて、ドラマティックさに欠けるなぁ…って感じただけなのだ。 重大な秘密を抱えているとき。相手を愛しているから、大事だから、本当のことを言わずに黙って去る… それも愛情なのかもしれませんが、わたしからすれば、自分を守っているだけ、なんだよなぁ。わたしだって秘密の一つや二つありますが、話さないのは相手を傷つけたくないからではなくて、何もいいものを生まないから、それだけなんで。 もうね、駆け引きなんか要らんですよ。好きなら好き! でドドーンとぶつかって欲しいわけですよ。 あ、あと、不倫してたお姉さんの台詞がいちいちわたしを逆撫でしてくれましてね。なんか、お互いに愛してなかったのよ、条件でしか見てなかったのよ、ってね、だったら、はじめっから取り繕わないで、しっかり面と向かって話し合ったりケンカしたらよかったのにと… 賢治さんの、なんでも自分の思い通りにしようとするところは確かに怖い点ではあったし、初めは何を言っても伝わってるようで伝わらない人だったかもしれません。…うん、いるよねそういう人。うちの父も少しそういうとこカジってる性格で、母が苦労していたわw でも、葉子さんの不倫がバレたときに一瞬、DVにまで発展しちゃったらどうしようとドキドキしたけれど、一度怒鳴っただけでグッと我慢していたし、その後の賢治さんの言動をみるに、 「あれっ、本当はマジで愛していたんでは…」 って感じ取れて、正直言えば、元鞘に戻って欲しかったんです…。まぁ、時すでに遅し、だったのでしょうけれど。 ん~… あと、本当に申し訳ないのだけれど、杏さんの演技が…どうも、わたしには合わなかったです。ときどき...

今季ドラマ雑感『偽装不倫』

宮沢氷魚いいよね。よすぎるね。見た目さわやかだけど色気もあって、東村さんの作中での“ジョバンヒ”とはちょっと雰囲気が違うけどいい意味での違いというか。 嘘から始まる恋… この“嘘”がまた斬新で、後々で悲劇しか生まないような浅はかな行動と思えるんですけど、ふたりが出会った瞬間から、情熱や切なさ、確かな“恋”の鼓動が聞こえてきて、観ているこちら側が居ても立っても居られない気持ちになり、気が付けば3話目まで観ています。 伴野くんも秘密にしていることはありそうですが、ちょっと天然入ってる言動と無垢な表情によってうまくオブラートに包まれております。 …そう、そこがね、なんかね、ツボなのですw どういった事情であれ、フツーに不倫はまったく共感を持てないので、仲間さん演じるお姉さん側の恋模様には触れたくありませんが、伴野くんの今後が気になって仕方ないので継続して観ていきたいドラマであります。 ところで、話は変わりますが… わたしもどちらかというと“嘘つき”な部類に入るかもしれません。元々から純真な人間ではないので、ときどき細かいところで“嘘”をついて自分を守って生きてきました。人を騙してほくそ笑むというよりは、本当のことを言っても言わなくても特に損得がないのに、自分のちっぽけなプライドを守るために“見栄”を張って心とは別の言葉を放っているだけ、でしたけれど。 もう少し自分の気持ちを正直に吐き出せる勇気がもてていたら、人生も変わったでしょうね。吐き出す言葉は受け止める側が何らかの影響をうけて、いいも悪いも自分にまた跳ね返ってきますが、それをキャッチしたりスルーするスキルが足りな過ぎました。それが“嘘”だったならばまだ自分の心がごまかせる、って考えていたわたしこそ浅はかな人間でした。 いま、あの頃よりも真っ当な人生を歩めているかなぁ。 ジョバンヒとカンパネルラが、幸せな結末でありますように(無理矢理話を戻してみる;;)

Amazonプライム動画鑑賞『アンフェア』

「アンフェアなのは誰か?」 …ほとんどの人が当てはまる気がしますが。そもそも、まったく1ミリも狂いなく生涯のほとんどを公正に生きる人間て世の中にいるんかな? 自分の信念・価値観=公正というとらえ方をするなら、まったく自分を曲げない人を「フェア」と表現するのは間違いじゃないかもしれないけれど。 ほら、冒頭でも「世の中には、フェアなことなんて何もない」というセリフがありますしね。 ただなぜ今更アンフェアなのか。Amazonプライムビデオを開いていた時に、拳銃かまえてる篠原涼子さんの姿をたまたま目にしたのと、同時に 「アレッ、そういえば、結局犯人は誰だったんだっけ」 とフッと疑問がわいてでた、それだけです。 (連続ドラマで放映されていた当時は、原作の本を一冊、さらりと読んだだけで、それ以後はまったく触れないでいたんですね。興味がなかったわけではなく、自分がゆっくりテレビを観れる環境になかったからです。) …話が反れました。 そうして、改めて動画を観る前に、なんとネタバレ記事を読んでしまって、失敗したなぁ…と首を垂れることになったわけですが、再びアレッ? と。 佐藤和夫が生きてるな。 …で、安藤が… 驚愕な事実。 違和感の元になる部分を調べてみると、わたしが読んだ小説は『殺してもいい命』で、ドラマ版のどこにもそのシナリオが反映されていないことが解りました。ドラマ第1~3話くらいの『推理小説』は原作も絡んでいるようですが、その後がオリジナルとのこと。だからこう… 雪平夏見というキャラクターがアンバランスに感じたのですね。 もっとオッサンに近いキャラと思ってたので… それはそうと、まぁ、可愛さ余って憎さ百倍って言葉もあるけれど、このドラマの黒幕はその逆で、憎悪のなかに愛情が芽生えるという極めて難しい心情だと思うのです。雪平が正義感ガチガチの、自分の手で悪を裁いてやる! みたいな性格だったらまだよかったかもしれませんが。 何故途中で思いとどまれなかったのか、不思議で仕方なかったんですけれど、歯止めが利かなくなったというよりは、愛する雪平の手で殺されたかったから、なんですかね? それはそれでとても残酷な手口ですよね…。 そう、それこそ、雪平が正義感ガチガチの性格だったら、よかったのですけど。…いや、それだったら愛さ…ないよなきっと^^; 出演している俳優さんみんな個性豊かでそれぞれ...

今季(2019年4月)ドラマ感想

登場する役者の顔ぶれから、かなり期待したけれども、そこまで面白いと感じられなかったのが、『東京独身男子』。ただ、役者の魅力はビシビシ感じられたし、何より大人の男が3人集まってワキャワキャしているのは、わたしにとっては斬新でした。高橋一生さんの演技力も相まって、タローちゃんのイケてない感が半端なくすごくて、毎回、引き気味です。 学園ドラマ(生徒と教師の絡み系)はだいたい話の想像はつくけれど、古田新太さんのインパクトの強さに惹かれて観てみて、やっぱり想像を超えはしなかったものの、不登校の子とどう接していくかが気になった『俺のスカートどこいった?』。 (3話目であっさり絡んじゃったので、今後気になるとすれば、やけにミステリアス風を臭わせているあの子ですよね、やっぱり) 吉高由里子ちゃんの雰囲気的に、サラッと見る感じでいいかなぁと思っていたら意外と内容が濃ゆくて面白い、『わたし、定時で帰ります』。 今季、続けて観ているのは主にこの3つです。 20代から40代にかけて、俳優の層が厚いですよねぇ。主役級の俳優さんがちょい役だったり、脇役だったり、なんて贅沢なんだろうって。テレビから遠ざかった日々を過ごしているので、実はもっと前々から、いい役者さんがたくさんいたのをわたしが知らないだけ、かもしれませんが。 さて。その中でも、私的に一番のヒット『わたし、定時で帰ります』は、働き方改革とかいう言葉が出ている昨今、ひとりひとりの仕事に対する価値観や、ポテンシャルが、やけに現実的で、だから実際に自分の今後のありかたにも参考として見れるなぁと、とても興味深いドラマです。 気になるキャラクターとしては、やはり福永部長と主人公の恋人ですよね。どっちもサイコパスっぽいよね。一見、物腰の柔らかさが目立つんだけど、自分の思い通りにことを動かそうとする強引さがある。感情を巣のままに出すタイプは、やっかいなようで意外と白黒はっきりわかりやすいから、対処もしやすいけれど、ブラックに近いグレーな彼らの毒素は、気が付かないうちに浸透していって、そのダメージは計り知れないところがある。彼らの変化が見どころかも。 『集団左遷』も内容はいいんですけどね… 「頑張りましょう!」の連呼がどうも息苦しさを誘発するので、1度観ただけでお腹いっぱいかな。 また、気が付いたことがあったら、別の機会に。

2回目『ボヘミアン・ラプソディ』鑑賞ログ

ボヘミアンな日々です。 …あ、記事を続ける前に。恐れ入りますが、関連する人物名を敬称略して呼び捨てにて書いております。あらかじめご了承ください。 実は、先日2回目の鑑賞に行ってきまして。1度目に見終わった後もかなりWEBで情報検索をしていたのですが、そういう雑念?を払って、純粋に、観てきました。 前の感想記事で、わたし、「QUEENの歴史」という表現をしていたのですが、この映画は伝記ではなく、“事実に基づいた物語”つまりフィクションなんですよね。だから、ずっと抱いていた“フレディの主観のない違和感”は、真実ひとつひとつをまとめて映画にしたノンフィクションだと思い込んでいた、わたしの勘違いから生まれた感覚ということになります。 なので、事実と異なるシナリオが随所にあって、この映画が描かれていることすべてが真実だと解釈すべきではないけれども、制作する側やQUEENメンバーは、観客がどう受け取ってもらってもそれは観客の自由だって思っているかも(勝手な想像)。 …いや、気づいてなかったのはわたしだけかも知れません^^; ひゃー、はずかしい。 そんなこんなで、改めて観て、やっぱり、リアルタイムに彼らを知らなかったわたしは、生き生きと動き回っていたフレディを垣間見ていた人たちに嫉妬したりなんかしちゃうわけですよ。 それでもQUEENの知名度がググーンと上り調子だった時期は、わたしが幼少期の時なので、洋楽の世界とはほとんど関わりのない生活の中で記憶に残るか…といえば、肯定できないのですけれども。 でも物心ついたまだ可愛かったあの時期に、ブラウン管の中の西城秀樹に夢中だったわたしからすれば、存在を知ったら好きになってたかも(フワフワなパーマ毛的に)^^ そうそう、映画通じゃないので、他でも取り入れられてる手法だったら申し訳ないのですが、この映画の映像が、というかアングルかな? 印象的だったんですよね。監督のセンスなのかわからないですけど、あんまり見ない角度だなぁって感じるところがたくさんあったので。わたしは好きですけどね。 それと、誰しもが思ったであろう感想。 ブライアン本物じゃね?!(年代的にあり得ないのだけど、本当そっくりでした) 実際のブライアン・メイ様の人物像はもちろん知らないのですが、きっと映画の中の彼と同じように穏やかで知的な人ですよ。あのまんまですよ。 彼らが出会って...

映画鑑賞『ボヘミアン・ラプソディ』

完全に、ハマっています。QUEENに。 きっかけは、某Youtuberがしきりにこの映画をお勧めされている動画を観たこと。ただ、最初の頃はQUEEN自体をあまり知らなく、出演している俳優さんも好みじゃないしなぁ、と特に観たいと思わなかったんです。 ちょっとしたブームになっているとネット上で知り、曲を聴いてみたところから、胸に何か引っかかるようになりました。 というか、曲カッコいいし歌声も素敵だし、いやそういえば耳にしたことのある曲いっぱいあるよね、えっ、もう30年も前なの?  ヤバくない? みたいな。 映画を観る前から色々と下調べをしたのは今回が初めてかもしれません。最終的な原動力となったのは、旦那が先に観賞してきて、ある程度のあらすじを教えてくれたこと、そして、フレディ マーキュリーという人物とその声に魅せられたことでした。 わたしの意見に反論や批判があるかもしれないけど、とにかく素直な感想を書きます。ネタバレ含みますので注意をしてください。 まず実際に観に行っての感想は、一言でいうなら、「喪失感」。この気持ちが半端なく強かった。最後のLIVE AIDの映像を、「ああ、フレディはもう居ないんだ」と、感動とともに寂しさが募って静かな涙が出ました。 ただ、この映画はフレディ主体で話は進みますが、内容は4人の足跡なんですね。 出会い、躍進、軋轢、そして再集結。 場面ひとつひとつ、キャストの演技力の高さも相俟って、テンポよく印象的な流れです。とくに序盤は、何もないところからメンバー一丸となってどんどん突き進んでいく様が、QUEENの代表曲もふんだんに盛り込まれている効果もあり、観ていてとても気持ちよく高揚感に包まれました。 2時間もの尺なのに、中だるみを感じることはありません。QUEENの20年以上ある歴史の、たくさんの出来事や事件?のうちのほんの一握りと思えば、逆に、物足りない心持ちがします。 そんななか、フレディの私生活にも触れていますが、でも、どうにもシックリこないのは、当然なのですが、そこに彼自身の主観がないからなのです。 メンバーや、フレディの周辺から見た彼の姿を投影しているためか、人間性が偏って映し出されているのではないかと。 破天荒で、ワガママ、寂しがりやさん。突拍子もないけど才能に溢れている。孤独。危うさ。 その側面は伝わりましたが、内面にあるものが見えな...

動画鑑賞『Orenge』

高野苺さんが描く漫画が原作です。切なくも心温まる青春ストーリーで、一度読むとずっと胸の中に残ります。いい意味でも悪い意味でも。 特に「成瀬翔」の表情・言動ひとつひとつが、“生”と“死”の狭間で常に揺れ動いており、客観的に観ている側は登場人物たち以上にハラハラします。表面上はいつも笑顔で爽やかなイメージだけれども、いつボーダーラインを越えてしまってもおかしくないほどギリギリな感じで生きている。 その、どこかミステリアスで儚さをまとっている難しい役どころを、山崎賢人くんがうまく演じておられます。 太鳳ちゃんもとても可愛らしいのですが、ちょっと菜穂のイメージとは違うかな…って気が。 改めて感じたけれど、言葉の力って本当に強いですよね。時に怖くなるくらい。投げかけてくる相手が自分にとって深くかかわる相手だと、そのエネルギーに更に拍車がかかります。また、心が純粋な人ほど、素直に受け止めちゃうから、影響されやすいし…。 作者さんが“後悔しないように生きる”ということ、“翔のような人がいたら助けてあげてほしい”というメッセージを語ってらっしゃったのをWeb上で目にしました。どちらも、実際は難しい話です。前者は自分自身の問題なので、克服する可能性があるけれど、後者にしては、他人の心が関与してくる問題でもあり、何が正しくて間違っているかなんて、答えを出せない。もしかしたら、“余計なお世話”になってしまうかもしれない。 わたしはずっと自分の命を自分で捨てる選択をするのはいけないことだって思って生きてきましたが、あまりに辛すぎてその意識が飛んでしまって、ソレを選んでしまった瞬間に、考え方が変わりました(かといってその選択が正しいとは思ってないですが)。 だから、もし、目の前に「この世からいなくなりたい」と言っている人がいたら、何にも答えられなくなるでしょう。かろうじて零れだすとしたら、「ほかに選択肢は本当に一ミリもないのか」って言葉かな… それと、「あなたがいなくなったらわたしは悲しい」…でもそれもねぇ、その相手とどれほど親密か、にもよるよね… やっぱ、難しい!! と、まぁ、しんみりと考え込んでしまうくらい、深いテーマのお話でした。 そうそう。 原作と映画とで違いがあるとすると、“パラレルワールド”について、映画ではサラッとしか触れてないところ、手紙を書くのはメンバー全員かそうでないか。...

今季ドラマ感想『高嶺の花』・2

7話目を過ぎて、かなり面白い展開になってきました。 どうやらわたし自身も、ももと同じように家元の掌の上で転がされていただけだったのかもしれません。 ももの才能に対して認めていないわけではないが、本当は実娘のななを次期家元にしたかったんですね。そりゃあね、長女とはいえ、血縁関係にないのだから…。 亡き妻の願いをかなえるためとかいうのも、単にももをけしかけてただけだったのね…。 上に立つ者は、家族のためだとか血筋のためとか言いながら、結局はすべてが自分の思い通りに動けば満足な、自己顕示欲の塊といいますか、そういう人が多いですよねぇ、しみじみ。 ただ、なんだろうなぁ… 「たゆたう光と影」?とか、他にもいろいろと迷セリフがでてくるのですが、そういった言葉での表現がなければ理解しがたい状況っていうのがね、苛立ちます。役者さんそれぞれの演技がどうのって、素人のわたしから言える立場じゃないんですけれど、内容は密度が濃ゆくて複雑なのに、妙に単調なんですよ。あっという間に場面変わっちゃうしね…。サイドストーリーも、もうちょっと掘り下げてほしいとか。 それでもまぁ、なんだろう、ももとプーさんがくっついてくれるのを心待ちにしてますよ。やるね、プーさん。いや最初からももが一方的に迫っていたというか、プーさん自身が少し距離をおいて接していたから、罪悪感よりも後悔のほうが強く出るだろうなと思っていました。ももは元々感受性が豊かというか、恋愛にも没頭しやすいタイプだからね。 だから、うまくいってほしい。いいところも悪いところも影響しあって、本当の意味での“もう一人の自分”を取り戻してほしいです。 憎しみや罪悪感で形どられた“孤独”だけでなく、芸術家としての“もう一人の自分”ってやつはきっと、別の方法でも得られるんだって証明してほしい。 (何言ってるかだんだんわからんくなってきた…)

今季ドラマ感想:「高嶺の花」

結末はどこに向かっているか解らない、初っ端から迷走気味に感じていた『高嶺の花』というドラマですが、実はわたし自身はけっこう好きでした。 家元の言葉はいちいちピンと来なかったんですけど、自分の両親がそういう感じの発言をする人間なので、違和感があるくらいが親子との確執を表現するのにいいかなって。 …あ、けっしてうちが格式高いわけではないですよ、父が下町の工場やってたちょっと貧乏な部類なんですが、親が説教を垂れるときの言葉が、それらしい筋の通ったことを言ってるようで、よく考えると辻褄が合わない部分も結構あって常日頃から宇宙語に聞こえていたのです^^; 義妹の突然ダークに染まる感じもよかった。本能が見え隠れするのも恋してる証拠だしね。そのほうが人間味も増すじゃないですか。 あとね、プーさんもね、野獣感なくてむしろ色気あっていいですよ。“女性関係に疎い”風に見せかけておいて、実はそうじゃないんだろうなと匂わせる雰囲気。ただ、周りの人間にいい奴だ凄い奴だって言わせないと伝わってこないっていう、能ある鷹は爪を隠すの演出が陳腐に見えたりもするのですが。 ところがです。 ところがですよ、第5話に差し掛かり、苛立ちを覚え始めたのです。 一番イラッときたのは、家元です。 わたしとしては、よくわからない抽象的な表現で娘を叱咤するぐらいがちょうどよかったし、その原因の一つではないかと推測されるのが亡き妻の不貞で、娘を愛しているし才能も買っているけれども心のどこかでは許せないところがある、そういう葛藤があるからこその厳しい態度だと感じておりました(それだけではなく芸術家のトップに立つ者としての目線で放つ言葉でしょうけれど)。 なのに、拓真に殴られた後に運ばれた病院の病室で、ももを次期家元へと執着するのは実は亡き妻(ももにとっては母親)の強い願いからだった、というネタ明かしに、それだけじゃないだろうとは思うけどオジサン素直になるのは早すぎるんじゃねぇかい、とか思っちゃったんです。 それとねぇ。 いちいち、亡き母ちゃんの生前のアドバイスを鵜呑みにするんじゃあないよ、プーさん。回想シーンは嫌いじゃないけど。だってお母さん役の十朱さんがとってもキュートなんだもの。 あっさり浮気しておいて、「あなたはわたしを愛してないんですね」って家元に嘆く継母ルリ子も何だかねぇ… ももの本当のお父さんらしい運転手・高...

今期ドラマ感想『モンテ・クリスト伯〜華麗なる復讐』(締)

終わってしまいました…。 思い起こせば、今期いちばん熱中したドラマだったように思います。はじめは違和感ばかり先立っていたのですが、脇役陣の迫真の演技に引き込まれ、毎週楽しみで仕方なくなっていました。 一緒に観ていた旦那とも意見合致したんですけれど、真っ先に突っ込みたいことは、「全然華麗な復讐ではない」この点につきます。 結果的に、諸刃の刃のごとく、真海が行った復讐は自分自身もズタボロに傷つき、すっきり爽快って訳にはいかなかったから… まぁ、そもそも復讐劇に美しさも減ったくれもないんですけどね。 終盤ですみれに提示した究極の選択についても、紫門暖にしては、どちらをとっても“本当の幸せ”とはならないのではと。 ・すみれが暖と結婚をする →暖を愛しているからというよりも「幸雄と明日香を守るため」だから。 ・結婚をしないを選択する →暖なんか愛してない。また、結果的に幸雄と明日香と運命を共にすることになる なので、どちらも暖はすみれからの愛を得ることはできません。切ない。切なすぎる選択肢。それが、悪に手を染めた自身への罰だったのでしょうか。 ま、究極の選択を迫って、「暖と結婚する」を言わせることが彼女への復讐だとしたら、成し遂げたことになるのかも知れません。切ないけどね。答えを聴いて「やっぱり、愛は勝つんだ」と言葉を吐いたとき、一瞬、素の暖ちゃんになりかけてましたけどね。きっと、抱きしめたかったんでしょうね。 マッチに点火して、ガソリンにまみれた床へ落とし炎に包まれた瞬間の、暖の表情は、何とも表現し難い麗しさでした。 さて。 この最終回で何度も何度も観直してしまうほど印象的だった場面は、入間公平と瑛理奈の一連のやり取りです。瑛理奈はただただ、公平の愛を独占したかったそれだけのために重罪を犯してしまいました。中盤まではなんて悪女なんだと嫌なイメージしかなかったのですが、最後の最後に、やっと“一人の女”として見てもらえた瞬間があまりにも儚く、同情というよりは… 何だろう、とても遣る瀬無い気持ちに。 人を殺めてまで愛情を得たいと願う考えは、わたしには理解できませんが…。 次に、神楽留美の少し狂気じみた一途な母の愛、これはもう頭があがりませんね… 「安堂完治は、生きてる…!」と発したときのキラキラの表情、わたしは彼女だけは幸せになってほしいと序盤から願っていたので、安堂くんが死なず...

今期ドラマ感想『モンテ・クリスト伯〜華麗なる復讐』(2)

ディーン様の声が優しすぎるからか、ただ単に、演じ方に要因があるのかはわかりませんが、いまいち“鬼”となったはずの気迫が感じられませぬ。 時折見せる柔らかな笑顔と、悲哀に満ちたクールフェイスには魅了されますけどね、でもね、みんな何故気づかないのだろう、柴門暖の顔に。チョビッと髭が生えただけで、そのまんまなんですけどね? どう見たって童顔がアダになっているのに、すみれちゃんなんて、あんなに愛した人なのに気が付かないなんて、ギャグなんですか。 脇役陣がそれぞれ個性的で、華やかな生活の裏に隠し持っている秘密が少しずつ明るみに出てくるところは面白いです。明らかにする方法は少し強引な気もしますが。もうちょっと含みを持たせて、ドキドキさせて欲しいな、なんて。 そうですね、ドキドキやゾワゾワが足りません。 原作を知らないですが、9~10話で終わらせられないほどのボリューム感でかつ濃いStoryなのでしょうね。だからか種明かしが急かされててミステリー感覚が減る。…って、素人で事情をよくわかってないわたしが勝手言い放題ですけれど。 これからに期待したいです。

今期ドラマ感想『モンテ・クリスト伯〜華麗なる復讐』

『巌窟王』の名称でも知られる原作の概要をWebで検索してサラッと拝読するに、非常に面白そうな話ではあるのですが、日本版にアレンジした今回のドラマは、脚本が悪いのか、演出が悪いのか、とにかくよくわかりませんでした。 解らないまま、ディーン様が捕まって、ひどい拷問をうけて、ボロボロにやつれはて… 初回で一気に復讐に入るまでの伏線を流していましたが、もうちょっと時間かけてもよかったような気がしますよ… それか、最初に1回目の復讐が行われてから徐々に過去に何があったのかを明らかにするとかね。 華麗なる、というサブタイトルからしてカッコいいディーン・フジオカをイメージしていたわたしとしては、ある意味衝撃的でした。 ほかにマイナスに感じた点をいくつか。 ・「愛は勝つ」の入り方。 時代背景が解るような選曲だと思われますが… すみません、何だか白けてしまいました。 ・主人公がまったく船乗りのイメージではないこと。 ・船が難破したかも知れないという切迫した状況がまったく伝わってこないこと。 ・外国語が堪能なディーンの「英語が解らない」というセリフ。嘘つけよと突っ込み入れたくなった。 ・暴行していた外国人のカタコトの日本語「噛ませ犬」。 ・ディーン様のわざとらしい演技。ほんとにわざとなのかな…。 良かった点 ・高橋克典さんの威圧感。さすが。 ・山本美月ちゃん可愛い。可愛すぎる。嫁に欲しい。 ・新井浩文さんの絶妙な表情。あの一瞬の笑みが深い印象を残しました。さすが。 …ここまで書いていて、ディーン様のあのやぼったい演技もまさに重要なポイントだったのではないか、と思えてきました。 また、実に15年もの間投獄されるという設定から、個性の強い顔立ちより、割と淡白なほうが15年前の映像を違和感なく撮れる利点がありそうだし… うん、やっぱり今後が楽しみかも。次回、それぞれのキャストがどのような変貌をとげるのか期待して待ちます!

映画鑑賞『バリー・シール~アメリカをはめた男』

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トム・クルーズが好きです。 (とはいえホラーやお化け・ゾンビ映画が苦手なので、『ザ・マミー』は観ていません) 今回は、映画の予告編で目にした“衝撃の実話”というフレーズとスリリングな飛行アクションシーンに興味が湧きまして、公開前から楽しみにしていました。そして、先日TOHOシネマズへ行ってきました。 率直な感想をいえば、なんだか胸の中に蟠りが残って取れないなぁ、という感覚です。彼がどこまで自分が担ったウラの仕事に対しての重責を感じているかは解らないですが、調べてみるとCIAにスカウトされる前からちょこちょこ何かしらワルをされているようですので、初めは刺激とお金を求めていただけで、そこからどんどんスケールがでかくなってしまった…ということでしょうか。 それと、お互いに利害関係が一致しなかったら不要で、それは死を意味するかもしれないというリスクに対して、バリーは初めから解っていたんでしょうか、それともあんまり深く考えてなかったんでしょうか。何度かしょっ引かれてるんだから良いことではないのは明らかなんですけども。 ただ、ワクワクした瞬間も確かにあって。 重量制限ギリギリのブツを積んで、絶対に無理だろうという距離の滑走路を駆け抜けて飛び立った瞬間とか。運んでくれと依頼しているくせに飛行成功か否かで賭けをしている(シュールですね)依頼人を尻目に、見事に飛ばせてみせたバリーの腕前ったら。パイロットとしての資質は当時本当に群を抜いていたのでしょうね! 最終的には、アメリカをハメたというよりは、大きな陰謀の渦の中に巻き込まれたただの駒のような扱いで始末されてしまったんですが、華やいでいた期間は彼の人生のうち四分の一も満たなかったんじゃないかと思うと、遣り切れない気持ちです。 国家を手玉にとって、ハッピーエンドな話、という軽い気持ちでいた自分を恥じました。実話であるなら、観る前にある程度の情報を頭に入れるべきでしたね。世界に蔓延る深~い闇のなかのほんの一部を垣間見た、なんとも言えない後味を噛みしめながら帰路につきました。

10/14ライブ鑑賞『藤田悠也くん』

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職場からの帰り道に、思わず足を止めてしまうほどの、インパクトのある歌声が聴こえてきたのは、一年程前。そこからはちょくちょく耳にしながら、気にはなっていたのだけれど、なかなかじっくりと聴き入る時間がなくて(歌を聴く以外に興味を注ぐ対象があったのもあるかな)、心の中だけで応援していたり、たまにYoutubeで動画を視たりしていました。 いつかは単独ライブに行きたいなぁという気持ちが頭の片隅にあったので、今回の京都でのライブを知った時は、迷わずチケット予約ページへ手が伸びました。間近で観れるのは、もしかすると最初で最後かもしれないし。 前情報はなく。知っている曲は『君に捧ぐ』『弱虫モンスター』くらい。それでも充分でした。終始、藤田くんの世界観が心に刺さりました。ギターをかき鳴らしているというよりは、彼の鼓動そのものな感じでしたね。小さな体ぜんぶを使ってエネルギッシュに歌い弾く姿は、本当に格好良かったです。 あっという間の2時間半でした。これからも応援しています。陰の陰の陰で。 今回訪れたライブハウスは、最近オープンしたばかりだそうです。夜の京都の雰囲気は苦手ですが… シンプルでお洒落でした。ちゃんと椅子を用意してくださっていたのも、とても好感が持てました。

映画鑑賞『君の膵臓をたべたい』

いつからか、わたしの中で「死にたい」という願望はなくなっていました。 大きなきっかけとなったのは、2011年3月11日。あと、それより少し前に、ある親族の死を知った時。そして、その後彼と一緒に生きることを強く願った時です。 いつ、何が起きるかわからない――という感覚と、いつ、終わっても構わないというものは似ているようで全く別物で、わたしは常々後者の考え方でした。 人生や時間を大切にしているか否か。わたしは無駄にしていた。朝が来て、夜が来て、また朝が来て… この繰り返しの流れに沿って、生きていただけでした。 前置きが長くなりましたが、今回この映画を観終わった瞬間に、やはり上記のことが頭を過りました。そして、胸を打たれたのはもちろん表題もですが、 「わたしたちはみな自分で選んでここに来たの。偶然じゃない。運命なんかでもない」 という桜良のセリフです。 後悔って、ある意味自分を守るための手段かもしれませんね。わたしには物語の中の少女のように、病気を受け入れて、限りある時間を精一杯生きる、まっすぐな心は持ち合わせていませんが、せめて今置かれている状況を何かのせいにすることだけはしないようにしたいな、と、改めて思いました。 原作も一度読んでみたいなと思っていますが、重くなりがちな”死”が絡んだ物語が、ドロドロしてなくて美しく、それでもこんなにも深く胸に突き刺さる素敵な作品に創り上げた制作サイド、俳優さんたちに、敬意を表したいです。 ※浜野美波ちゃんの声もとても印象的でしたし、北村匠海くんの表情の変化も見どころです。

dTV鑑賞:女優『安藤サクラ』と『かぞくのくに』

先々週、体調を崩して休んでいた折、少し楽になってきたところで、動画鑑賞をしていました。『ゆとりですがなにか』の安藤サクラさんの演技に魅了されて、『100円の恋』、そして『かぞくのくに』を鑑賞。いくつか賞を受賞しているだけあって、存在感が半端なかったです。わたしの中の好きな女優さんダントツ1位になりました(しょぼい人間のランキングなんで影響力ゼロですけど)。 彼女のすごさは役になりきるというより、もうその役そのものの人格・魂になってしまうところ、じゃないかなぁと。『100円の恋』では、ぶよぶよの体がボクシングでトレーニングを重ねるごとに引き締まっていって、オープニングとエンディングでは同一人物とは思えない変貌をとげています。 プロテストや試合での気迫に鳥肌が立ちました。…まぁ、試合相手も凄かったですけどね。強すぎて引きました。殺人マシーンかと思った。演技とはいえ、サクラちゃん、よく逃げずに戦えたなぁと称賛しました。 「勝ちたかった」と泣きじゃくる姿は、女の子でしたけどネ。 色気もあり、時折魅せる女性らしい仕草、見るからにふてぶてしい態度、男顔負けの精悍で凛々しい言動など、自然にそれが画面に映し出される彼女の存在感に、これからも目が離せません。 さて、『かぞくのくに』に関しましては。 重たいテーマなので、どう書こうか… 結構難しいです。1回観ただけでは理解しにくいところもあったので、2回観ました。 過去の話ではなく、現在進行形なんですよね。全体的に多くを語らない内容なのですが(役者のセリフもそれほど多くない)、“語らない”部分に色んな思いが詰まっているとそう感じました。 ソンホの両親や叔父、旧友たちも感情を抑え気味な中、唯一、サクラちゃんの役・リエはストレートに表します。そして、一度だけ、ソンホ本人も声を荒げるシーンが。 それでも、世間の日常に溶け込んで、この家族の叫びは… 周囲には届かないのでしょう。それはこのテーマのみならず、どんな状況にあっても同じなんですけども(家族の事情は周囲にはわからない)。 終始、ソンホ役の井浦新さんの表情が絶妙で、印象に残りました。

読書『アキラとあきら』

閑話休題。ちょっと、旅行の話はさておき、先ほど1冊の小説を読み終えたばかりなので、軽く感想でも書かせていただきます。 書店のポップ(ドラマ化の宣伝)にあった、向井理さんと斉藤工さんに一目ぼれしたのが理由です。それしかないです^^; 購入してから、半沢直樹シリーズの作者であることを知りました(遅)。 話の内容は、まったく両極の境遇にあった青年ふたりが、いつしか同じ銀行でバンカーとして肩を並べて働くようになり、その後、一方はある企業の社長、一方は銀行マンとして過酷な運命に立ち向かう… ビジネスとヒューマニズムが融合したような、青春ストーリーです。 解説文も含めると700ページあまりありまして、内容もなかなか濃ゆく薄っぺらいわたしの脳みそでは理解しがたいところもあるのですが、作者・池井戸さんの手腕と申しましょうか、話の運び方がうまいのです。表現も比較的わかりやすく書かれていて、経営や銀行のことを知らなくても、すいすい読めます。 登場している人物像についても、想像でもはっきり脳裏に浮かんでくるくらい、丁寧な描写です。 個人的には、片方のあきら『階堂彬』側のストーリーが面白かったです。背景に家柄や親族関係のしがらみがあって、それに悠然と向き合う姿勢が、ポップの向井さんを目にしていなくても、イケメンの香りが漂ってきそうだったから。…ええ、邪ですよヨコシマ。 叔父さんたちを冷静沈着に言いくるめたり、どんな過酷な状況でも凛とした姿勢を崩さない。絶対モテ要素ですよね。キャスティング、斉藤さんでも面白かったんじゃないかなぁ。イメージ的に。 結果的に誰も不幸になっていない。おすすめです。

罠にかかったんです その3

続きです。 どんだけハマっちゃってるんですかね、「チーズ イン ザ トラップ」…。( 前々回   前回 ) この漫画の心理描写で、どうしてもわからなかった点といえば、青田淳の赤山雪に対する気持ちが変化した部分です。 大嫌いだった → でもなぜか気になる ここまでは解るんですが、そこからどうして逃げないように捕まえておく心情になったのか… もしかすると本人もよくわかってなくて、ただ離したくないという気持ちが先行しただけだったのかしら? でも、付き合ってからのデレデレ感が何ともいえず可愛らしいです。根底に逃したくないからという本音が隠されているとは思いますが、河村亮くん(幼なじみ)が変だと思うくらい、淳くんの態度が今までとは違ってるということは、雪ちゃんのこと本当に好きなんでしょうね。 雪ちゃんて、あまり自分からベタベタするタイプではないので、罠にはかけてみたけどその後の彼女の本当の気持ちがわからなくてヤキモキしている淳くんがとても愛おしいです。 ところで、淳くんに負けず劣らず(上回ってる?)イケメンの河村亮くんに対してですが、何故わたしが彼を推さないかというのは、単にガサツだからという訳ではなく、良い奴なんだけれども、ググッとテリトリーに踏み込んでくるところが苦手だからです。 わたしの性質が、どちらかというと淳くん寄りなのかなぁ。 それと、いちいち声が大きかったり、言葉遣いや態度が荒かったりするところも苦手。金銭的にだらしないところも問題が。…まぁ、彼がいうように淳くんは親に守られて何不自由ない生活をしているのであって、もし同じような境遇だと違ってくるかもしれないけど、それでも利用できるところは利用して、うまく立ちまわってそうですね。 本当に、雪ちゃんは淳くんを見捨てないでほしいです。

罠にかかったんです その2

本当に青田淳に幸せになってほしいと思っているのか? というほど、 前回の記事 では彼を皮肉ってばっかりでしたね。これを彼に知れたら、わたしは駆逐されてしまうでしょうな。 今回は、青田淳がいかに某人とダブって見えたかのポイントを、あげてみます。 ・表面上、温和 ・紳士的、礼儀正しい ・容姿にセンスが有り、カリスマ性がある(自然と人が寄ってくる) ・常に何か考え事をしている ・神経過敏 ・ひとの言動を一字一句、一挙一動見逃さない ・自分にとって不利益な相手に対しても、逆鱗に触れさえしなければ穏やかに接する ・一度傷つけられたら、たとえどんなに謝っても許せず、自分が納得の行く報復が相手に与えられて初めて許せる ・目には目を、歯には歯を ・自分が大事に思っている存在に対して、外部からの介入をとことん嫌う ・嫉妬深い ザッと、こんな感じです。…やはり皮肉ってばかりですね。やばいですね。 あと、ここが一番ポイントで、 ・相手の行動を先読みしているかのようなところ (電話かけてほしくない時にかかってくる、いつの間にか背後にいる、など) わたしはこういう性質をもつ某人に対して、負い目があったので真正面から受け止めることができませんでした。それとは違い、この漫画の主人公・赤山雪ちゃんは、受け止めてぶつかって、青田淳にしっかりと向き合ってますよね。その彼女の強さ・優しさが、徐々に淳の心を解いている気がします。 青田淳は本来とても優しい子なのですが、生まれ持った性質と父親からの抑圧・牽制、幼少の頃から大人に囲まれて育ったのも相まって、複雑怪奇な性格に仕上がっている…っていうのがわたしの見解です。一番の欠点は相手の立場に立って物事を考えられないところで、だから非情な言動を躊躇いもなく起こせるのでしょう。また、被害意識が強いので、たとえ自分が蒔いた種で起きた出来事であっても、自分自身に否があるとは考えられない(考えたくない…のかな、プライドが邪魔して)ところですね。でも少しずつ、雪ちゃんという鏡を通して自分を客観視するうちに、わかってきたように見受けられます。 …まぁ、雪ちゃんの周囲にはもうこれでもかってくらい、どうにもならない人種が絡んでくるので、淳くんのダークさはわたしにとっては可愛らしいものに思えるんですけれど。 あと、マインドコントロール型ではあるんですが、自分が心を寄せている存在が...